日本バングラデシュ協会に参加の皆様へ

    日本バングラデシュ協会 メールマガジン(第2号)

                          2014年9月25日
日本バングラデシュ協会(htt://www.japan-bangladesh.org/)の動きにつきまして、
会員の皆様にお知らせすべく、メールマガジン第2号をお送りいたします。

安倍首相のバングラデシュ訪問報告
ジェトロセミナー報告と1年半ぶりにバングラデシュを見て思うこと~

日本バングラデシュ協会理事:鈴木隆史
 (日本貿易振興機構・途上国貿易開発部アジア支援課長)

安倍晋三首相が9月6~8日にバングラデシュとスリランカを公式訪問したことは、皆さ
んもご存知のことかと思います。ジェトロはこの機会を捉え、6日にダッカ市内パンパ
シフィックホテル・ショナルガオンで「日本バングラデシュビジネスフォーラム」
を開催しました。関係者の多大なご協力のもと、今後のビジネス交流を中心とした新
しい両国関係の始まりのきっかけとして、象徴的なイベントにすることができたよう
に思います。

私は2009年末からジェトロ・ダッカの所長を務め、2013年5月に帰任、現在
はジェトロ東京本部に勤務しておりますが、今回幸運なことに、このビジネスフォー
ラムの運営サポートということで、ほぼ1年半ぶりにダッカの地に戻ることができま
した。以下に同フォーラムのご報告を中心に、久しぶりのダッカで感じたことなど、
記したいと思います。
日本バングラデシュ・ビジネスフォーラム>
安倍首相は現職の首相としてバングラデシュは14年ぶりの訪問となりました。また、
首相の訪問に合わせ、経済ミッションとしてバングラデシュ日本企業21社・団体が
同行しました。

ジェトロがバングラデシュ投資庁(BOI)、バングラデシュ商工会議所連合会(FBCCI)
と共同で開催した「日本バングラデシュ・ビジネスフォーラム」(後援:日本・バ
ングラデシュ経済委員会、日本経済新聞社)には、バングラデシュ政府・企業関係者、
同国でビジネスを展開・検討する日本企業、日本政府関係者、両国の報道関係者など
約500人が来場しました。

オープニングセッション冒頭の主催者あいさつでは、ジェトロの石毛博行理事長より
「アジアでは今、経済統合や市場の統合が進み、日本企業の投資も東アジアから南ア
ジアに最適地を求めて広がりつつある」、「東アジアと南アジアの結節点にあるバン
グラデシュは、アジア経済統合の中で重要な役割を果たし得る。ビジネスがアジアを
縦横無尽に行き来する未来は、バングラデシュのインフラ整備、市場の拡大、貿易投
資政策にかかっている」と期待感を表明しました。

続いて、歓迎あいさつに立ったバングラデシュ銀行のアティウル・ラーマン総裁は、
両国の経済関係強化の重要性を挙げ、外資企業の借り入れ規制緩和など、金融政策面
での最近のビジネス環境改善への取り組みについて述べました。

オープニングセッションに続き開催されたビジネスセッションではバングラデシュ
企業2社と日本企業8社(注)の幹部が講演を行いました。バングラデシュ企業からは、
同国のインフラ産業と造船産業の可能性とそれぞれの企業の事業について紹介、また、
日本企業からは各社のバングラデシュでのこれまでの経験や今後のプロジェクトにつ
いて紹介を行いました。
(注)講演したバングラデシュ企業は、ミール・グループ、ウェスタン・マリン・シ
ップヤード。日系企業は、住友商事、久米設計、前川製作所、シップヘルスケアホー
ルディングス、丸久、ボンマックス、日本ポリグル、ユーグレナ(講演順)。
クロージングセッションでは、FBCCIのカジ・アクラム・ウッディン・アーメド会頭よ
り、「日本企業の進出がバングラデシュの発展に貢献する」、「引き続き日本企業の
バングラデシュビジネスを支援していく」との表明がありました。

同セッションで安倍首相は、2014年5月のハシナ首相来日と今回の自身の同国訪問につ
いて、「両国関係が新たな次元の協力関係に入った表れ」と述べられ、今後ともバン
グラデシュとの貿易・投資を促進させるとし、両国のビジネス関係者の活躍が両国の
さらなる発展につながることに期待を表明されました。日本政府としては、向こう4~
5年間をめどに最大約60億ドル相当の経済協力の実施を表明、具体的には、協力の中心
となる「ベンガル湾産業調整地帯構想(通称:BIG-B)」の下、(1)産業振興のため
の経済インフラ整備、(2)投資環境整備、(3)地域の連結性向上をバングラデシュ
政府とともに推進する予定です。

安部首相の訪問に先立っては、8月21日にダッカにて、投資環境改善を目的とした第1
回官民合同経済対話が開催されており、両国官民が経済関係強化に取り組んでいるこ
とや、バングラデシュ政府による日本企業向け経済特区の提案に対する感謝が述べら
れました。
<所感~変わるバングラ、変わらないバングラ>
バングラデシュは、消費市場の潜在性や縫製産業の集積、安価な労働力などを利点と
して日系企業の進出は着実に増加しています。2014年6月時点の進出日系企業数は183
社(ジェトロ・ダッカ事務所調べ、現地法人・支店・駐在員事務所を含む)と、4年間
で100社が進出し、2倍以上の伸びをみせています。今回のイベントに参加された企業
関係者からも、今回のビジネスフォーラムを契機に、さらなるビジネス拡大を期待す
る声が多く聞かれました。
ダッカを離れてわずか1年ちょっとですが、空港周辺やテジガオンなど市内いたると
ころで建設中だったフライオーバーが完成し、交通事情も多少は良くなっているよう
でした。また、以前は1時間おきに起こっていた停電も、ダッカ市内では改善の傾向
が見られるようです。特にグルシャンなどの繁華街ではスターバックスのようなコー
ヒーショップや多国籍レストランもさらに増えているようです(日本食レストランの
増え方はボチボチ、のようですが)。
年始の総選挙のあと、「予想外?」にも政治・社会情勢は落ち着きを見せているよう
です。もともと、安定的な経済成長を見せている国ですし、ハシナ首相の続投による、
バングラ歴史始まって以来の長期政権化を考えると、日本企業のバングラビジネスは
こちらも「予想外?」に急速な伸びをこれから見せるのでは、と個人的な期待を高め
ています。
今回出張中、エアポートロード沿いや、ショナルガオンホテルの周辺には安部首相の
写真つきの歓迎ポスターが数多く貼りだされており、その親日ぶりに、初めてバング
ラを訪問する同僚たちも感嘆していました。このような「変わらず日本を慕ってくれ
る」バングラデシュが心変わりすることがないよう、お互いに利益を共有できる「対
等な関係」が今後の両国間のキーワードになるのではないか、と感じました。(了)

※写真入りの記事はこちらからご覧いただけます。
 http://www.japan-bangladesh.org/?p=106

◆ご連絡
(1)今般、本協会のゆうちょ銀行の口座が開設されました。会費を未だお払いいた
 だいていない会員の皆様には以下の口座に振込をお願いします。
 経費削減のため、振込のご案内をメールにてさせていただきます。

 ゆうちょ口座からの振込
 口座名称 一般社団法人 日本バングラデシュ協会
      シヤ) ニホンバングラデシュキョウカイ
 口座記号番号  00160-2-513606

 銀行からゆうちょ銀行への振込
 店名(店番) 019 当座預金
 口座番号 0513606

 会費について:一般法人(営利)会員 5万円、非営利法人 3万円
        個人会員 5千円、学生会員  3千円

 振込の確認後、領収書を発送させていただきます。

◆講演会のご案内 10月3日(金)開催

詩と物語からみるバングラデシュ
文学作品を通して内側から見たバングラデシュの歴史や人々の思いを、わかりやすく
お話します。

◇講 師:丹羽京子氏

日本バングラデシュ協会理事。ベンガル文学者。東京外語大学教員。主な著書に
『タゴール』清水書院、『ニューエクスプレス・ベンガル語』白水社、主な訳書に
『ノズルル詩集』花神社、『赤いシャールー』大同生命国際文化基金、
バングラデシュ詩選集』大同生命国際文化基金、など。

◇日 時:10月3日(金) 18:30~20:30
 *終了後、会場の近くで懇親会を予定しております。
◇会 場:早稲田奉仕園キリスト教会館6階6AB室
 http://www.hoshien.or.jp/
◇参加費:本協会会員500円(学生会員300円) / 一般1000円(学生700円)
 *懇親会は3000円を予定しております。(別途)

詳細及び参加申し込み方法は以下のホームページをご参照下さい。
 http://ow.ly/A9Lb6
 http://www.japan-bangladesh.org/ にアクセスして、「Infomation」を
 ご覧ください。

◆駐バングラデシュ大使 講演会のお知らせ 10月7日(火)開催

バングラデシュ大使 講演会
―ハシナ首相訪日、安倍総理訪バから見た日バ関係の現状と見通し

◇講 師:佐渡島志郎 駐バングラデシュ大使

1977年入省、経協局有償資金協力課長、中国課長、在豪大公使、国際協力局長、
2011年より在バングラデシュ大使

◇主催:一般社団法人 日本バングラデシュ協会
◇日 時:10月7日(火) 18:45~20:15  (18:30開場)
◇会 場: 在日バングラデシュ大使館

住所: 〒153-0063 東京都目黒区目黒4-15-15
(JR 目黒駅より東急バス三軒茶屋駅行き大塚山下車すぐ。バス進行方向に向かっ
て1本目の路地を左に入る)

◇参加費:無料
◇参加資格: 当会会員に限らせていただきます。ただし、当日、新規入会の方も
 ご参加いただけ ます。

詳細及び参加申し込み方法は以下のホームページをご参照下さい。
 http://ow.ly/BTs28
 http://www.japan-bangladesh.org/ にアクセスして、「Infomation」を
 ご覧ください。

 ●日本バングラデシュ協会 法人申込フォーム
  http://www.japan-bangladesh.org/?page_id=79
 ●日本バングラデシュ協会 個人申込フォーム
  http://www.japan-bangladesh.org/?page_id=85
 ●日本バングラデシュ協会 学生申込フォーム
  http://www.japan-bangladesh.org/?page_id=89

◆その他
協会の活動などについてご意見等ありましたら、お知らせください。
また、メールマガジンに載せたい昔のバングラデシュ勤務時の思い出など
お寄せ下さい。
 宛先:info@japan-bangladesh.org
(約600~800字。体裁上若干の修正あり得ることご了承下さい。)

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一般社団法人 日本バングラデシュ協会
 http://www.japan-bangladesh.org/