日本バングラデシュ協会 メール・マガジン(61号)2019年7月22日 1)『日バ協会発足の経緯と会長離任のご挨拶』 会長 堀口松城  他

日本バングラデシュ協会の皆様へ

日本バングラデシュ協会メール・マガジン61号を送付します。
今号からPDFにて送付します。

■目次
1)『日バ協会メルマガ61号会長メッセージ
―日バ協会」発足の経緯と会長離任のご挨拶―』
会長 堀口松城
2) 『 ようこそ、企業情報交換会へ!』
企業部会担当理事 平石公宣

3) 会員便り 『教育によるバングラデシュ農村の変化(連載その2)
-教育は農村の経済発展にどう貢献したか- 』
広島大学教育開発国際協力研究センター  副センター長・准教授 日下部達哉
4)イベント、講演会の案内

5)『事務連絡』

 

■1)『日バ協会メルマガ61号会長メッセージ

―日バ協会」発足の経緯と会長離任のご挨拶―』           会長 堀口松城

1.「日本バングラデシュ協会」は設立後 5 年がたち、去る 6 月 8日開催された第 6 回社員総会では、6 年目以降の活動 の方針について会員の皆様のご理解とご承認を頂くことができ、新たな方向に向かって大きな一歩を踏み出そうとしてい ます。

2.皆様ご承知のように、現在の「日バ協会」は二代目であり、第一代目の「日バ協会」は、バングラデシュが1971年12月 に独立し、翌年 2月に日本政府がこれを承認した後、同年6月、早川崇議員が会長となって設立されました。この時の「日 バ協会」の副会長には3つの大手商社社長が名を連ね、また、ムジブル・ラーマン首相訪日の時には、ホテル・ニュー・オ ータニで約 300 名出席のもとに歓迎会を開催し、また、ラーマン首相一行を早川会長の故郷和歌山にお呼びし大歓迎を 行うなど、大きな実績を残しました。 ところが、早川会長が 1982 年ご病気のため 66歳の若さで亡くなられると、3 名の国会議員が次々に後を継がれたの ですが、「日バ協会」の活動は次第に先細りとなり、平成元年(1988年)頃には殆ど活動を停止してしまいました。以前、そ の頃の記録を探したものの、どこにあるかさえはっきりしない状況でしたが、最近、当時の事務局長の遺族が青森にいらっ しゃることが分かり、近いうちに「日バ協会」役員が訪ねる予定です。

3.こうして「日バ協会」のことは殆ど忘れられていた 2013年 5月、前年8 月に着任されたマスード・ビン・モメン バング ラデシュ大使から、当時、早稲田で教鞭をとっていた私にコンタクトがあり、25 年間も活動を休止している「日バ協会」の再 開方熱心な働き掛けがありました。モメン大使は、翌年5月のハシナ首相の来日計画を念頭に、「日バ協会」とともに、民主 党政権時代に事実上活動を停止していた「日バ友好議員連盟」と、やはり活動がひと頃の勢いを欠いていた「日バ合同経 済委員会」の再活性化をはかるべく、精力的に行動していました。前バングラデシュ大使の私としては、モメン大使のこの ような動きに協力することを決め、ダッカ時代一緒に仕事をした商社、メーカー、NGO 等の同僚とともに、新「日バ協会」結 成に取り掛かりました。 そして、翌2014年5月ハシナ首相が訪日すると、安倍総理との間で「包括的パートナーシップ」の立ち上げが合意され、 翌年の安倍総理の訪バを踏まえ日バ関係は新たな段階に入りました。 この頃、バングラデシュ経済は年率6%を超える経済成長を続けていましたが、日本からの新たなインフラ支援がこれを 加速する形となり、ここ数年は年率8%の成長を記録し、2021年までに中進国入りを目指すとのバングラデシュ政府の目 標も実現可能性を高めていきました。

4.このような中で、新しい「日バ協会」は同年2014 年 7月 13 日に発足し、学会、NGO、企業、元政府関係者など様々な バックグラウンドを持つ会員が、両国の「包括的パートナーシップ」実現のため草の根レベルでの支援を行うべくスタートを 切りました。そして上記目的実施のため、この5年間の間に、月例のメルマガの発行、原則年6回の講演会実施、及び年4 回の企業情報交換会を軌道に乗せています。上記日バ協会の活動を軌道に乗せる上で、最も苦労したのが企業会員の 勧誘であり、それだけに、本号メルマガに掲載されている平石企業担当理事による寄稿「ようこそ『企業情報交換会へ』」 に書かれていますように、「企業情報交換会」が設立され、その成功によって多くの企業に次々に入会して頂くことができ、 会長の私としては、関係者の皆さまの努力に改めて感謝する次第です。

5.さらに上述のとおり、これらの意義ある日バ協会の活動の再開も、モメン大使の働きかけが直接のきっかけであり、日バ 協会を代表して同大使のイニシアティブにお礼申し上げる次第です。 こうして、私が「日バ協会」の会長を務めさせていただいてから 5年が過ぎたこと、及び健康上の理由から、この 7 月の 理事会で会長を辞任させて頂くことになりました。長い間、ご支援いただき、まことに有難うございました。どうぞこれからも、 大橋正明新会長の下で日本と親日国バングラデシュとのさらなる友好増進を目指す「日バ協会」の活動へのご支援方よ ろしくお願い致します。また、河合事務局長を始め事務局の皆様には絶大なサポートを頂き心から感謝しています。末筆な がら、会員の皆様の益々のご健康とご活躍を心からお祈り申しあげ、離任のご挨拶とさせていただきます。有難うございま した。

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