日本バングラデシュ協会 メール・マガジン80号(2021年新年号):巻頭言:『新年の辞:今年の日バ協会の活動』会長 渡邊正人

日本バングラデシュ協会    メール・マガジン80号(2021年新年号)

日本バングラデシュ協会の皆様へ

■目次

■1)巻頭言:『新年の辞:今年の日バ協会の活動』

 会長 渡邊正人

■2)特別帰稿:『新年の辞』(英文本文と和訳)

  駐日バングラデシュ大使 シャハブッディン・アーメド

■3)会員寄稿:『フセイン営子のダッカ便り(1): コロナ禍を見つめて』

 会員 神部フセイン営子

■4)会員寄稿:『ストリートチルドレンの大逆転劇』

― エクマットラの 17 年間の取組み ―

  エクマットラ代表 会員 渡辺大樹

■5)理事連載『バングラデシュの独立に寄りそう(1971 年 1 月):Post-election Struggles の火蓋が切られる』

 -バングラデシュ独立・国交 50 周年記念シリーズ No. 7-

理事 太田清和

■6)『事務連絡』

 


 

 ■1)巻頭言:『新年の辞:今年の日バ協会の活動』

会長 渡邊正人

 年頭にあたりご挨拶申し上げます。
旧年中に会員の皆様から賜りましたご支援、ご厚情に 厚く御礼申し上げます。

コロナ禍の下での生活に移行して間もなく 1 年となります。
当協会としては、感染リスクのある行事についてオンライン開催に切り替えるなどの対策を講じ活動を継続してまいりました。その間、会員間の対面による交流や親睦を図る機会を提供できない状態が今日まで続いていることは残念です。昨年 12 月頃より米国、英国、EU 諸国などではワクチン接種が始まりましたが、年末にかけて変異種が確認されるなどの心配な動きもありました。シラーの詩に「苦痛は短く、喜びは永遠である。」という言葉があります。昨年来世界を 覆う暗雲が晴れ以前の日常が一日も早く戻るよう切に望みます。

本年の当協会の活動の一端を次の通りご紹介します。

1.講演会

 昨年 10 月には、バングラデシュの結核対策に貢献された石川信克結核予防会結核予防研究所名誉所長にオンラインにてご登壇いただき感銘深いお話をうかがうことができました。本年は、当協会顧問であり、プロトム・アロ紙東京支 局長のモンズルル・ホク氏による建国の父シェイク・ムジブル・ラーマン首相に関する講演、「シャプラニール=市民による海外協力の会」の創設メンバーでありグラフィックデザイナーでもある福澤郁文氏による“バウル=吟遊詩人”を始 めとする大衆芸能・芸術についての講演を皮切りに、バングラデシュの歴史、社会、文化、暮らしなどから興味深いテー マに焦点を当てるべく早川理事を中心に講師会を企画してまいります。

2.メールマガジン

 コロナ禍の下にあっても、毎月、太田理事を中心に、多彩で充実した内容のメルマガを編集・発刊し、会員の皆様に提供してまいりました。今後とも、バングラデシュ独立・国交 50 周年を念頭においた企画を継続すると共に、今月号にはバングラデシュにおける子供たちや若者への支援を続ける渡辺大樹エクマットラ代表のご寄稿が掲載されておりますが、若者、女性、文化の視点、更には地方発の交流を反映させるべく努めてまいります。また、近年、法人会員数が増えていることから、法人会員からのご寄稿もこれまで以上に歓迎します。

3.企業情報交換会

 昨年3月から4 月にかけてバングラデシュに進出する多くの日本企業の駐在員が一時的に撤収する中にあって、企業部会として、緊急事態宣言下の制約もあり、企業情報交換会を開催出来ず苦しんでいました。
昨年7月から9月にかけて、平石委員長のリーダーシップにより、オンラインによる企業情報交換会を3 回開催し、日本企業が必要としていた情報を提供し共有し合える場を設定し続けました。この3回の企業情報交換会では、伊藤直樹駐バングラデシュ大使などの講師陣の選定に加え、現地日系病院における医療体制にも焦点を当てるなど、法人会員のニーズに応えるよう努めました。
12月の企業情報交換会は、感染対策を講じた会場への参加者に加え、ダッカ、シンガポールを含むオンライン参加者で総計 320 名という過去最多の参加者を得て開催されました。企業部会関係者及びご協力いただいた皆様に感謝します。
本年は企業部会と経済産業省などとのパイプを一層強化し、法人会員の生の声や要望が、ビジネス環境改善を目的とする日バ間の経済対話の場に反映されるように努めてまいります。新たに加入される法人会員をもお迎えし、3 月 17 日に本年最初の企業情報交換会をオンラインにて開催します。

4.在日バングラデシュ大使館との連携

 昨年 9 月にシャハブッディン・アーメド新大使が着任されました。既にメルマガ 11 月号に同大使のインタヴューが 掲載されておりますが、今月号には同大使から当協会会員宛の新年メッセージが掲載されております。本年はバングラデシュ独立 50 周年、明年は日バ国交樹立 50 周年ですが、当協会として、アーメド新大使及び大使館の皆様と連携し、日本とバングラデシュとの友好親善並びに経済ビジネスの増進に寄与してまいります。

 本年もよろしくお願いいたします。

 

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