第41回行事 2022年12月11日講演会報告

第41回行事 2022年12月11日講演会報告

「コロナ禍のバングラデシュ ー貧困・児童労働・難民の視点からー」
講師 日下部尚典 立教大学 異文化コミュニケーション学部准教授
コメンテーター 内山智子 NPO法人シャプラニールダッカ事務所所長

第41回文化講演会は2022年12月11日に「コロナ禍のバングラデシュ-貧困・児童労働・難民の視点から」と題して立教大学異文化コミュニケーション学部准教授の日下部尚徳さんとコメンテーターとしてNPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会ダッカ事務所の内山智子所長からお話を伺いました。

新型コロナウイルスの感染防止は世界的な課題であるものの、その対応は国レベルで大きく異なっており、厳格な疫病対策は各国に内在する社会問題を顕著に浮かび上がらせました。本講演においては、バングラデシュにおける疫病対策が貧困層や子ども、難民など、脆弱性の高い人びとに与えた影響を考察することを通じて、コロナ禍に顕在化した社会課題をコメンテーターとしてシャプラニールの内山智子さんとともにお話をうかがいました。

講師のプロフィール
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授
東京外国語大学准教授を経て 2020 年 4 月より現職。専門は 国際協力論、開発社会学、 南アジア地域研究。バングラデシュを主なフィールドとして貧困、災害 難民、紛争、イスラーム、開発援助など を複合的に扱ったテーマで調査研究を行う。
高校時代に認定 NPO 法人シャプラニール=市民による海外協力の会のスタディーツアーでバングラデシュを訪れ、その後 2012 年から16 年にかけて同会理事を務める。

主な著書
『アジアからみるコロナと世界――我々は分断されたのか』(編著、毎日新聞出版
2022 年)、『新世界 の社会福祉年鑑 ―― 南アジア編』(編著、旬報社、2020 年)
『ロヒンギャ問題とは何か――難民になれない難民』(編著、明石書店、2019 年)
『わたし 8 歳、職業、家事使用人。――世界の児童労働者 1 億 5200 万人の1人
』(単著、合同出版、2018 年)他。
尚 会員の方は当日のビデオを「協会行事及び記録動画視聴他」にアクセスしてい
ただければ視聴することができます。

 

第41回講演会写真_20221211

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